2022/02/28
得意先の社長に妻がセクハラされたのに、何も出来なかった僕2(オリジナル 転載禁止)
前回の話僕は、結局浜田さんに止めてくれとも言えず、物件の話を続けてしまっている。目の前で、由貴が直接胸を揉まれるような感じになってしまっているのに、どうかしていると思う。
でも、由貴は僕のことを見て平気だからと言うようなアイコンタクトをしてくる。確かに、数百万円の歩合給はとても魅力的だ。多少のことなら我慢しないと……そんな風に思ってしまう。
浜田さんは、うつ伏せで寝ている由貴の胸を揉み続ける。ソファと由貴の間に手を差し込むようにしながら、完全に揉む動きをしている。それなのに、平然と物件の話をし続けている……。こういうことにも、慣れているのかな? と思ってしまう。
「じゃあ、金曜に物件内覧しようか。問題なかったら、そのまま契約進めてもらう」
浜田さんは、そんなことを言いながら胸を揉む……。僕は、わかりましたと言いながら、由貴のことを苦しい気持ちで見つめる。由貴は、さっきから黙っている。でも、僕のことを見ながら平気だという感じで振る舞う。無理をさせているな……と、暗い気持ちになるが、生来の気の弱さもあって何も言えない僕がいる……。
浜田さんは、由貴の身体の下から手を引き抜いた。僕は、やっと終わったとホッと胸をなで下ろす。それにしても、乱れた浴衣がなまめかしい。うなじどころか背中の方まで見えてしまっているし、横から見ると胸の形までわかるほど見えてしまっている。
「じゃあ、脚も揉むよ」
軽いノリで言う浜田さん。でも、その目は少し血走っているように見えて怖い。
「そ、そんな、もう充分です。申し訳ないです」
由貴が、恐縮した感じで言う。
「良いから良いから、任せてよ」
そう言って、彼は由貴のふくらはぎのあたりを揉み始めた。確かに、その手つきは慣れていて上手に見える。由貴も、
「気持ちいいです。ありがとうございます」
と、気持ちよさそうな顔で言う。
「けっこう固くなってるね。立ち仕事だと、こうなっちゃうよね。たまにはほぐさないと、冷え性とかになっちゃうから」
そんなことを言いながら、揉み続ける彼。ついさっき、由貴の胸を良いように揉み続けていたのが信じられない位、真面目にマッサージをしてくれているように見える。
ソファの上で、乱れた浴衣姿の由貴がマッサージを受けている……この状況はなんだろう? さっきまでは、お風呂に入って美味しい食事をして、それなりに楽しい時間だった。それが今は、訳のわからない状況になってしまっている。
自分の嫁の身体を、他人に触られている……。そう思うと、凄くイヤな気持ちになる。嫉妬とか、そういう感情が湧くのだと思う。
浜田さんのマッサージは、徐々に上にずれていく。浴衣をめくるようにして、太ももを揉み始めてしまった。由貴は、抵抗しない。浴衣はまくれて、かなりきわどいことになっている。下着は見えないが、ギリギリなところまで見えてしまっている。
そんな状況で、彼は由貴の太ももを揉み続ける。さするように、ほぐすように触り続けている……。そして、徐々に揉むというよりは、手の平でさする動きがメインになっていく。どう見ても、マッサージというよりはお触りだ。
「けっこう筋肉あるね。なんかやってたの?」
由貴の太ももを揉みながら、そんな質問をする彼。由貴は、昔バスケをやっていたと告げる。でも、高校の時なのでかなり前の話だ。
「へぇ、そうなんだ。おれ、太もも太い子が好きなんだよね。なんか、セクシーな感じがして」
浜田さんは、唐突に性癖を告白しながら由貴の太ももを触り続ける。本当に、その手触りを満喫しているような雰囲気だ。そして僕は、浜田さんがメチャクチャ勃起していることに気がついた。浴衣の股間あたりが、漫画のようにモッコリしてしまっている。
大きい……。最初に思ったのはそんな感想だ。そもそも、他人の勃起しているのを直に見た事なんて、ほとんどない。なので、より大きく見えてしまうだけかもしれない。それでも、漫画のようにモッコリしているのは実際にかなりの大きさがあるように思う。
僕は、気が弱いこともコンプレックスだが、男性器が小さいのもコンプレックスだ。皮も被っているし、早漏気味でもある。由貴はなにも不満を言わないが、もしかして不満に思っているのかな? と、日頃から思ってしまっていた。
「そうなんですね。私、デブだから脚が太いの恥ずかしいです」
由貴は、恥ずかしそうに言う。こんなことをされているのに、嫌そうなそぶりを見せていない。カフェでのパートで、客あしらいが上手くなったのかな? と思った。
僕が知らないだけで、由貴は嫌な思いや辛い思いをしているのかな? と思うと、切なくなる。そろそろ僕の収入も安定してきたので、働かなくても良いようにしてあげたいなと思う……。
「全然太ってないじゃん。俺の好みから言ったら、もう少し太い方が好きだよ。最近の女の子って、痩せすぎで気持ち悪いんだよね」
浜田さんは、そんな風に言う。実際、考えてみたら彼は肉付きの良い女性が好みだと思う。飲みに連れて行かれたときも、彼が気に入っている子はちょいポチャ気味だった。
「本当ですか? 嬉しいです」
由貴は、そんな風にお礼を言う。本当に少し嬉しいと思ったような表情になっている。こんな風にセクハラ行為をされているのに、もう慣れてしまったように見える。僕は、止められない自分に情けなくなってしまう……。
「お尻も、凄く良いよ。由貴ちゃんのお尻最高だね」
そう言って、由貴のお尻を揉み始めてしまった……。浴衣の上からでも、お尻を触っていることには変わりない……。僕は、さすがに止めさせようとした。でも、由貴に目で止められてしまった……。由貴は、平気という感じで微笑む。僕は、どうして良いのか本当にわからなくなってしまう……。
「大きくて、恥ずかしいです……」
由貴も、触ること自体を止めようとしない。浴衣は乱れきっていて、ほとんど脱げてしまいそうに見える。僕は、ドキドキしながらも何も言えずにその状況を見続けた。
しばらくお尻を揉み続ける彼。一応、ちゃんとしたマッサージっぽくしている。由貴も嫌がるそぶりはなく、気持ちよさそうに見える。すると、浜田さんはいきなり浴衣をまくり上げた。ショーツが丸見えになり、由貴も慌てて戻そうとする。でも、彼はそのまま由貴のお尻を触り始めた。マッサージという感じではなく、単に触っているような触り方だ。
「は、恥ずかしいです。大きいし……」
由貴は、モジモジと恥ずかしそうに言う。でも、浴衣を戻そうとする努力は放棄してしまっている。
「全然大きくないよ。ホント、良いお尻じゃん」
そんなことを言いながら、由貴のお尻をショーツ越しに触り続ける彼。僕は、さすがに止めるタイミングだなと思った。でも、僕は由貴の股間あたりを見てしまった。ショーツにはっきりわかるほどの大きなシミが出来ている。
濡れている? 僕は、目を疑いながらも目が離せない。由貴のショーツの秘部の部分には、間違いなくシミが出来ている。お風呂から上がったときに、拭き忘れたとかそういう感じではない。内側から染み出てしまっているように見える。
僕は、急にドキドキしてきた。由貴は、興奮している? 何かの間違いだと思いたい。浜田さんは、そのまま触り続ける。手の平で押し広げるように、押し込むように……。
すると、浜田さんは手の平を下にずらしていく。そして、また太ももを触り始めた。太ももも内側、かなり上の方を触り続けている。
「ホント、最高の太ももだね〜。メチャクチャセクシーだよ」
浜田さんは、嬉しそうだ。こんなに嬉しそうな彼は、見た記憶がない。
「恥ずかしいです……太いから……」
由貴は、恥ずかしさのせいからか顔が真っ赤だ。実際、由貴は少しポチャッとしているイメージだ。顔がシュッとしているので全然そんな感じはしないが、裸になるとちょいポチャなのかな? とは思う。でも、浜田さんが言うように、凄くセクシーで良い体だと思う。
「いやいや、最高だって」
浜田さんは、興奮気味に言うとさらに上に手をずらしていく。ほとんど股間部分に触れそうなほど、太ももの付け根あたりを触ってしまっている……。由貴は、身動きしない。恥ずかしそうに顔を赤らめながら、僕を見つめている。でも、助けを求めている感じではない。
僕の仕事のために、我慢してくれている? そう思うと、泣きそうな気持ちになってくる。でも、恵比寿のあのビルを買ってもらえたら、今月の歩合は300万に近づくレベルになる。
早く家を買いたい……。その夢に、一気に近づけると思う。そんなことを考えてしまう自分に、僕は自己嫌悪を感じてしまう……。
すると、浜田さんは由貴の太ももを触りながら、手の甲を股間部分に当てる。わざとではないような感じで少し触れて離れる、でも、また触れる……離れる……そんなことを繰り返す。
浜田さんは、より目が血走っている。興奮しているのは一目瞭然だ。そして、彼の股間はさらにモッコリと盛り上がっている。
「ん……」
由貴は、軽くうめいた。この状況でも、まだ抵抗をしない。僕を見つめるその表情は、まだ平気だと言っている感じだ。でも、目に涙が浮かんでいるように感じてしまう……。
止めないと……今すぐ僕が止めないと……そう思っているのに、何も出来ない僕がいる。
「……うっ、ん……うぅ」
軽く吐息を漏らす由貴。必死で声を押し殺そうとしているのに、つい漏れてしまうみたいだ。浜田さんは、さらに強く手の甲を押しつけるようにしていく。
「……うぅ、……ん」
由貴は、目を閉じた。そして、漏れる吐息を押し殺そうとする。でも、抑えきれないみたいだ。感じている? 秘部を触られて、気持ちよくなっている? 僕は、疑心暗鬼で暗い気持ちになる。